炊飯器を手放そうと思ったことは一度もなかったのに、気づいたら炊飯器が実家に転籍していた。
そんなお話です。
きっかけは防災だった
コロナ禍が明けてしばらく経った頃「災害のとき、ライフラインが止まっても炊き立てのご飯が食べたい。それなら、鍋でご飯が炊るようになってないといけないな」と思ったのが一番最初のきっかけでした。
鍋でご飯を炊くことへの抵抗感は、もともとそんなに強くありませんでした。
実家はもともと炊飯器でご飯を炊いていたのですが、ある時鋳物鍋(バーミキュラ)で炊いたご飯を朝ごはんに出された。そのご飯がとてもキラキラ光っていて、甘くてモチモチしてとても感動したのを覚えています。私だけではなく、家族全員がその炊き上がったご飯の美味しさに感動したので、その後しばらくして実家からは炊飯器がなくなりました。
なので「鍋で炊くとこうなるんだ」というのは、ずっと頭にありましたし、いつか自分もやってみよう。と思っていたのは確かです。
ただ「ちょっと面倒くさそうだな…」と思ってしまう自分もいて、その「いつか」はコロナ禍が明けるまでなかなかやって来ませんでした。
まずバーミキュラで試みて、失敗した
私自身もバーミキュラの鍋を持っていたので、炊飯練習を兼ねて、手持ちのバーミキュラ22cm鍋で炊いてみました。でも、想像していたようにキラキラふっくら美味しくはできなかったんです。
実家はIH。私はガス火。
一回に炊くのは私は2合。実家は3合。
ガス火だと火加減が少々難しく、同じ鍋でも実家とは様々な条件が違いすぎて、炊き上がりがどうにも好みになりませんでした。
たまたま手元にあった土鍋で炊いたら、あっさり解決
ある時、スープやカレー等の煮物系で使用している土鍋が、実は炊飯もできる土鍋だったということを思い出して、試しに炊いてみました。
これが大正解だったんです。
非常に美味しく、好みの炊き加減になりました。鍋底の焦げ付きもなく、おこげがちょっとできるぐらいでした。
「あ、これでいいじゃん」
と思ったのが土鍋炊飯のスタートです。
炊飯器は実家に転籍した
私の中で土鍋炊飯が定着して、炊飯器の出番がなくなった頃、ちょうど実家から炊飯器購入検討中の話が出ました。長年愛用していたバーミキュラの重さに、母自身が段々と扱い辛さを感じ始めたからだそう。
確かに60歳を超えた母にとって、鋳物の鍋は美味しくできるけれど非常に重たく、使用に若干の躊躇を感じてしまうのは仕方がないことかもしれないですね。
炊飯器離れをした私と、鍋炊飯離れをしたい実家。利害が一致した瞬間です。
私の炊飯器(3年使用)は、そのまま実家へ転籍することになりました。
手放してみて
炊飯器を手放してから3年以上は過ぎていますが、お米を炊くこと自体にやり辛さを感じたことはありません。
むしろ炊飯器がなくなって、台所の場所が空いた。
土鍋はご飯以外にも使えるし、炊飯器に比べてコンパクトに収納できる。
それに、週に1回〜2週間に1回まとめて炊いて冷凍しておくやり方が、私のようなズボラ一人暮らしにちょうどよかった。そんな気がしています。
土鍋炊飯の具体的なやり方と冷凍の運用については、次の記事に書きますね。

